脂質異常症(高脂血症)ナビ

脂質異常症(高脂血症)とは/脂質異常症(高脂血症)の種類

こんにちは、「脂質異常症(高脂血症)ナビ」管理人の藤井です。

■脂質異常症(高脂血症)とは

脂質異常症(高脂血症)と言う病気をご存知でしょうか。脂質異常症(高脂血症)や糖尿病、肥満や高血圧などはメタボリックシンドロームの要因となることが知られており、メタボ検診も受けなければいけないということになったので、これらの病気に対する認識はグンと上がっているでしょう。脂質異常症(高脂血症)を簡単に言うと、血液中に余分な脂肪が含まれる量が異常に多い状態のことをいい、2000万人以上の人が罹っていると言われるほど身近な病気です。血液中の脂質のコレステロール(LDL,HDL)、中性脂肪やリン脂質の内のどれかが基準値を上回る高い数値を示していれば、脂質異常症(高脂血症)という病名が付けられることになります。

脂質異常症(高脂血症)になってしまうと、ただ血液中の脂肪分が多くなるだけではなく、血管の詰まりから動脈硬化を引き起こしたり、生活習慣病を呼び寄せることになります。脂質異常症(高脂血症)は、好き嫌いが多く偏った生活で、運動もせず肥満気味で、アルコールの摂取量も多い人がかかりやすい病気だといわれています。もし、これらに当てはまる生活を長年続けているなら、もしかするともう脂質異常症(高脂血症)になっているか、脂質異常症(高脂血症)予備軍となっていると思います。脂質異常症(高脂血症)だけにかかわらず、健康であるためにはバランス良い食事、ほどよい運動、規則正しい生活を気を付ける必須があるでしょう。

■脂質異常症(高脂血症)の種類

脂質異常症(高脂血症)は自覚症状が出にくい病気ですが、検診で引っかかっても自覚症状もないからと放っておくと、様々な合併症を引き起こし、心筋梗塞や動脈硬化などの発症の危険性も高まります。死亡の要因ともなる心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化を引き起こす脂質異常症(高脂血症)の治療として最も有効なものは、食事療法になります。

脂質異常症(高脂血症)という病気にはいくつかの種類があり、12時間以上食事を摂らずに血液検査を行なうことで判別することができるでしょう。血中の総コレステロール、LDLコレステロール(悪玉コレステトール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、中性脂肪を測定し、それらの血清脂質の数値を見てどのタイプの脂質異常症(高脂血症)であるのかを診断するのです。

総コレステロールが220mg/dl以上、LDLコレステロールが140mg/dl以上の場合は、脂質異常症(高脂血症)の中でも高コレステロール血症と呼ばれます。その他の脂質異常症(高脂血症)として、血清トリグリセライド値が150mg/dl以上のものを高トリグリセライド血症、HDLコレステロールが40mg/dl未満のものを低HDL血症と言います。

脂質異常症(高脂血症)の種類によって食事療法の行ない方が変わってきますが、中性脂肪を増やす元となる糖質の摂取を控えたり、コレステロールの多い食事を控えたり、運動を行うようにしましょう。

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